初めまして!
リエカワことリコーダー奏者の河村理恵子と申します。
ブログを訪問して下さって有難うございます。
このブログの登場人物
リエカワ
神奈川県鎌倉市在住の「端っこ系」リコーダー奏者。
筋トレ後のワインが止められず悩んでいる。UKロックが大好き。
萩さん
ツンデレ系女子の秋田犬。
あだ名は「お萩さん」「萩五郎」「萩太郎」「お萩っこ」「萩乃介」「萩子さん」等。
巷にはたくさんのリコーダー用の教則本がありますが、自分で選ぶのはなかなか大変ですよね。
そこで今回はワタクシ、リエカワが普段使っている教則本をご紹介致します。
是非参考にして下さい。
たのしい二重奏による「アルトリコーダーエチュード1」/吉澤実:編著
編成:AA
レベル:入門~初級
こんな方におすすめ
- ルネサンスやバロック音楽等の古い音楽が好きな方
- リコーダーを吹くのが初めての方
リエカワはこの教則本がかなり気に入っているのですが、1年くらい前に廃刊になってしまいました。
現在はアマゾンで中古の物を購入するしか方法がありません。
【追記】
このブログをアップした当初(2019年8月)は300円程でしたが、その後かなりの高値になってしまいました。
リエカワの教室Kamakura婦人には僅かに在庫がございますので(2019年11月1日現在)、生徒さんにはそちらを購入して頂いております。
全音さ~ん、復刊して下さぁ~~い!!!
曲は世界の民謡やルネサンス、バロック時代の舞曲が中心です。
ルネサンス、バロック時代の舞曲がこ~んなにたくさん収録されています。
動画を視聴すると装飾を入れている為難しそうに聞こえるかもしれませんが、原曲は非常にシンプルな楽譜なのでご安心下さい。
最後にもう一度言います。
全音さ~ん、復刊して下さぁ~~い!!!
たのしい二重奏曲集「新版 アルトリコーダーテキスト(上)」/田中吉徳:編
編成:AA
レベル:入門~初級
こんな方におすすめ
- よく知られている親しみやすい曲を吹きたい方
- リコーダーを吹くのが初めての方
特にこだわりがなく、何でもいいから楽しく吹きたいいう方にお勧めです。
「アルトリコーダーテキスト(上)」が終わったらこちらに進む方が多いです
これは教則本ではなく、アルトリコーダー二重奏の曲集です。
レベルは初中級~中級位で、よく知られている曲の他にバッハやテレマン等の本格的なバロックの曲も収録されています。
ギースベルト アルト・リコーダー教本/フランツ・J・ギースベルト
編成:AA
レベル:初級~中級
こんな方におすすめ
- 「アルトリコーダーエチュード1」が終了した方
- 本格的にリコーダーに取り組みたい方
- バロック音楽を演奏したい方
アルトリコーダーの教則本の定番中の定番です。
出版されたのは1937年、1978年には日本語訳版が出版されました。
80年以上経った今でも世界中の愛好家に親しまれているなんて素晴らしいですね。
-
親愛なるギースベルト様へインタビューをしてみました
続きを見る
全体が3つの構成になってます。
- 第一部・第二部
- テクニックの練習
- 18世紀の作曲家による15の独奏曲
第一部と第二部には世界の民謡とバロック時代の曲を中心に140の小曲が収められています。
ほとんどの曲が2段程の短い曲なので、1曲仕上げるのにそれ程時間を要する事がないのがいいところです。
「テクニックの練習」は『指と舌の動きをよくするための77の毎日の練習曲』という副題が付いています。
ピアノで言えばハノンみたいなものでしょうか。
2段程の短いエチュードが77曲あります。
第一部・第二部と並行して進めていくのがお勧めです。
「18世紀の作曲家による15の独奏曲」はパリでフルート奏者をしていたドイツ出身のJ.D ブラウンの曲です。
テクニック的には難しいですが、とてもいい曲なのでエチュードを終了した際には是非チャレンジして頂きたいです。
教本の監修をされた花岡和生先生の演奏によるCDもありますので興味のある方は参考にして下さい。
タイトルが「クヴァンツの無伴奏小品集」となっていますが、ブラウンの曲が収録されておりますのでご安心下さい。
ギースベルト リコーダーメソード/フランツ・J ギースベルト
編成:ソプラノ、アルト、テナー又はバス
レベル:初級~初中級
こんな方におすすめ
- アンサンブルのグループでソプラノ、、テナー、又はバスを担当している方
- ルネサンス・バロック時代の曲が好きな方
ルネサンス・バロック時代の舞曲と世界の民謡が合わせて100曲、30のエチュードが収録されています。
「アルトリコーダー教本」と同じくどの曲も短い為、1曲にかける時間が少なくて済みます。
この本の特徴はソプラノ、アルト、テナー、バスどの楽器にも対応している事です。
ページの左半分がソプラノとテナー、右半分がアルトとバス用になっています。
同じ曲を二種類の指使いで演奏する事が出来ます。
このようにとても便利な本なのですが、1つだけちょっと困った事が…。
フォントが小さひ…
本のサイズがA5サイズ、つまりA4の半分しかないのでまぁそうなりますよね。
見づらい方は拡大コピーして下さい。
と言ってもほとんどの方はそのままコピーしないでレッスンしていますけどね。
現代的練習帳/H.Mリンデ
編成:A
レベル:中級
こんな方におすすめ
- 「ギースベルト アルトリコーダー教本」が終了した方
- 指とタンギングのテクニックを向上させたい方
エチュードが22曲です。
大体1曲の長さが1曲につき1ページ分程ありますので、つっかえたり間違えないように吹くにはそれなりの集中力が必要です。
リエカワは大学受験の時、11番と12番が課題でした。
当時は暗譜する程練習したけど今はもう忘れちゃいましたね。
本の最初のほうに各エチュードが何を目的としているのか英語で書かれているので、そちらを参考にして吹いて下さい。
例えば9番の「Cross-fingerings」はクロス・フィンガリングの練習です。
中指を上げる指、つまりシ♭や中音域のミ♭の練習です。
18番の「Movement of the thumb」はサミング(親指を少し開けたり戻したりする動き)の練習です。
サミングについてはこちらを参考にして下さい。
-
リコーダーでサミングを上手にするコツ
続きを見る
楽譜を購入する
[改訂版]リコーダーアンサンブルの基礎と技法/吉澤実:編著
編成:SATB
レベル:初中級~中級
こんな方におすすめ
- ソプラノ、アルト、テナー、バスを使った四重奏のアンサンブルをしている方
- 美しいハーモニーを作りたい方
SATB四重奏のテキストです。
そもそも四重奏のテキスト自体珍しいのですが、アンサンブルのテキストでは
これ以上の物はない!
と言える程素晴らしい教則本です。
前半はコラールを用いた音階と和音の練習です。
リエカワは主にこの部分をレッスンで使っています。
後半は中世~バロック時代にかけての様々なスタイルの演奏法の解説と曲が載っており、こちらも勉強になります。
SATBのアンサンブルをしているグループの方には必須のテキストと言えるでしょう。
チューニングをする際にはチューニングメーターがあると便利ですよ。
基本的なピッチは440~442HZですが、季節や外気温によって変わります。
以下を参考にして下さい。
- 春秋 441HZ
- 夏 442~443HZ
- 冬 440HZ
役に立ちそうな教則本は見つかりましたか?
参考にして頂ければ幸いです。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
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おまけ
【リエカワの心に永遠に残る本 Vol.2】
昔STREETという不定期に刊行されていたファッション雑誌が好きでよく買っていました。
海外の街中にいるお洒落な人達のスナップ写真を集めた雑誌で、ペラペラなのに結構いいお値段でした。
正確な値段は忘れましたが「ん~、どうしようかな~」と思いつつも、あまりにお洒落な人達に気分が高揚して結局は購入していました。
その後月日は流れ、STREETの事も忘れ、最近ふと思い出して調べたらまだあるんですね。
しかも各月刊になっていました。
https://www.street-eo.com/street
お値段はまさかの3千円!しかもペラペラじゃなくて分厚くなってる~!!
amazonでぽちろうか悩んでいる今日この頃です。