初めまして!
リエカワことリコーダー奏者の河村理恵子と申します。
ブログを訪問して下さって有難うございます。
このブログの登場人物
リエカワ
神奈川県鎌倉市在住の「端っこ系」リコーダー奏者。
最近行ったシチリア旅行が忘れられず、シチリアワインを飲みながら物思いに耽ける日々。
UKロックが大好き。
萩さん
ツンデレ系女子の秋田犬。
ビーフジャーキーと散歩が大好き。
秋田犬のくせに雪が苦手。
木製リコーダーが欲しくても
「近くに楽器屋さんがない」
「色々な事情でなかなか楽器屋さんに行けない」
という方っていますよね。
そのような方々はオンラインショップを利用する事を検討されてみてはいかがでしょう。
ただし、オンラインショップでは試奏する事は出来ません。
そんな時は選定品をお勧めします。
選定品というのは、プロのリコーダー奏者が音色、吹き心地、音程等様々な観点から判断して
「この楽器はいい!」
と太鼓判を押した楽器です。
宮地楽器のオンラインショップでは選定品も扱っているので、ご紹介していきます。
今回はアルト編です。
宮地楽器オンラインショップ
posted with カエレバ
9万円台以下
まずはアルトリコーダーとしてはリーズナブルな部類に入るモデルを紹介致します。
9万台以下の楽器の硬度は柔らかい~中庸です。
軽いので長時間演奏しても疲れにくいです。
合奏向き
こんな方におすすめ
- 合奏がメインの方
- 気楽にリコーダーに取り組みたい方
- 初心者の方
ペアウッドはその名の通り梨のなる木ですが、元々食用には適さない樹種から発生した樹木だとされています。
黄色系の比較的柔らかい木材で、リコーダーの他にヴァイオリンなどの楽器の材料として用いられています。
まろやかで素直な音色なのでアンサンブルに適しています。
どちらかというと合奏向き
こんな方におすすめ
- 合奏がメインだけどソロも吹いてみたい方
- 気楽にリコーダーに取り組みたい方
- 初心者の方
明るく美しい音色が特徴のスズキ楽器のリコーダー。
リエカワ門下ではスズキ楽器のリコーダー所有率かなり高し!
石を投げればSRA-2001を持っている人に当たるんじゃね?
って言う位多いです(笑)。
リコーダーのメーカーとしては世界的に最もポピュラーなMOECK(メック)。
20年、30年前のメックのリコーダーを今でも使っている方って結構いますよね。
長く愛用するのはとても良い事ですが、時々メンテナンスに出して下さいね。
日本で最も大きい木製リコーダーメーカーのタケヤマ。
ボディが細めなのが特徴です。
暖かく、繊細な音色です。
10万円台~14万円台
このラインになると材質は硬く、重くなります。
ソロ、アンサンブルどちらにも適しています。
二本目の木製リコーダーとしてもお勧めです。
ソロでも合奏でもOK
こんな方におすすめ
- 合奏もソロも楽しみたい方
- アンサンブルでアルトパートをソロで吹く機会のある方
- リコーダーをある程度長く続けていこうと思っている方
赤褐色で美しい木目を持つ、とても硬い木です。
ギター、マリンバ等の楽器や高級家具に使用されています。
名前の「ローズウッド」の「ローズ」の部分は木材から放たれる独特の香りが由来となっているそうです。
艶やかで芯があり、音のヴォリュームがあるため、ソロにも向いています。
ワシントン条約で規制の対象になっているため、入手が困難な木材です。
ソロ向き
こんな方におすすめ
- 独奏を楽しみたい方
- アンサンブルでアルトパートのソロを吹く機会のある方
- ピアノやチェンバロ等他の楽器と演奏をする機会のある方
- 腰を据えてリコーダーに取り組みたい方
グラディナラは、つやのある黒色の木材で、クラリネットやオーボエなどにも使用されています。
水に沈む程の重い木で、力強く輪郭のはっきりした音色が特徴です。
吹きごたえがあり、息もたっぷり入ります。
音量が豊かでハッキリとした中にもまろやかさのある音色はプロ、アマ問わず人気があります。
生徒さん(通称ノブさん)のグラディナラ・コレクション(左から三番目は黒檀)
ご存知の様に、グラディナラは黒檀が採れなくなったので代替えとして使われるようになりました。
よって黒檀が本チャンと言えば本チャンですが。
~ノブさん~
黒檀(エボニー)は乱伐すると絶滅の恐れがあるため、ワシントン条約で輸出入が規制されています。
2016年にはグラディナラも規制の対象になりました。
規制される木材がどんどん増えていき、代替材も規制され…という具合で木の確保がどんどん厳しくなっているようです。
う~ん、環境保護の為には致し方ない事ですが…。
楽器に限らず、家具等木を扱う業界にとっては何とも辛い状況ですね。
16万円台
この値段になるとアルトリコーダーとしては高級な部類に入ります。
二本目の木製リコーダーとしてもお勧めです。
ソロでも合奏でもOK
こんな方におすすめ
- 合奏もソロも楽しみたい方
- アンサンブルでアルトパートをソロで吹く機会のある方
- リコーダーをある程度長く続けていこうと思っている方
赤褐色で美しい木目を持つ、とても硬い木です。
ギター、マリンバ等の楽器や高級家具に使用されています。
名前の「ローズウッド」の「ローズ」の部分は木材から放たれる独特の香りが由来となっているそうです。
艶やかで芯があり、音のヴォリュームがあるため、ソロにも向いています。
ワシントン条約で規制の対象になっているため、入手が困難な木材です。
バロックピッチ
現代のピッチ(440hz)より半音低い415hzのリコーダーです。
店頭で売っている種類はモダンピッチ(440hz)に比べ、圧倒的に少ないです。
個人製作家にオーダーするのが一般的ですが、注文してから手に入るまで1~2年かかるため(もっと短い場合もあるかもしれませんが)、待ちきれない方は市販の楽器を購入するのもいいと思います。
こんな方におすすめ
- バロック音楽の好きな方
- チェンバロやヴィオラ・ダ・ガンバ等の古楽器を演奏する仲間が身近にいる方
カステロボックスウッドはボックスウッド(ツゲ)の代替材で、正確にはアカネ科になります。
明るく暖かい音色です。
バロックピッチの楽器としてはかなりリーズナブルです。
明るく美しい音色が特徴のスズキ楽器。
こちらもバロックピッチの笛としてはお手頃価格です。
ツゲの中では最高級のヨーロッパ黄楊。
緻密で固めの素材で、ややはっきりした音色になります。
お値段的には個人製作家に頼むのと同じ位です。
リコーダーを購入した後は適切な使用時間を守って吹き慣らしをし、保証期間内に調整に出して下さいね。
詳しくはこちらをご覧ください。
-
木製リコーダーを選ぶ際の5つのポイント
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最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
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おまけ
【リエカワが愛する90年代Jポップ vol.1】
PIZZICATO FIVE/東京は夜の七時
キャッチーでグルーヴィーなPIZZICATO FIVEが歌うトーキョーに魅せられずにはいられない。
今でも東京という都市のイメージはこの「東京は夜の七時」なのです。
HUMAN ERROR(浮雲×小雨×椎名林檎)によるカバー「東京は夜の七時 -リオは朝の七時-」も超クール!