La Strada コンサート 2019 ヤマハミュージック横浜店

 

初めまして!

リエカワことリコーダー奏者の河村理恵子と申します。

ブログを訪問して下さって有難うございます。

 

このブログの登場人物

リエカワ

赤ワインとUKロックを愛する「端っこ系」リコーダー奏者。

神奈川県鎌倉市在住。

 

萩さん

ツンデレ系女子の秋田犬

クマとよく間違えられる。

 

11月3日文化の日は毎年恒例のラ・ストラーダのコンサートです。

 

ラ・ストーラーダは吉澤実先生率いるリコーダー・ユニットです。

考えてみればこのコンサートも10年以上になる訳で、時の経つ早さを思い知らされます。

んだな
萩さん

 

今年は浅井愛さんが帯状疱疹で出演出来なくなったため、大塚照道君が急遽出演する事になりました。

大塚君は1年ちょっと前にイベントで挨拶を交わして以来、お会いするのは二度目です。

ほとんど面識がないようなものなのでプロフィールを読んでみました。

 

「どれどれ。ほぉ~。」

 

写真カッコイイじゃん!

 

ん?!

 

 

プロフィールの最後に書かれた「26歳」という文字にくぎ付けになったリエカワ。

 

「ねぇ、なんでプロフィールに年齢載せるの?私だったら絶対載せないよ(←聞いてねーよ)。だって普通年齢って知られたくないもんでしょ。プロフィールに年齢書くなんて珍しくない?ねぇ、なんで?なんでよ?」

リハの合間や打ち上げの時にもしつこく聞いたリエカワ。

しつけな
萩さん

 

何故そんなに食いついたのか自分でもよく分かりません。

年齢に敏感なお年頃だからでしょうか?

 

大塚君はいつもニコニコしていて、謙虚で心優しい好青年でした。

本番のお昼に用意されていたまい泉のとんかつ弁当を練習をしていて食べられなかったそうで

「持って帰って明日かつ丼にするんです。」

と嬉しそうに言っていた笑顔が眩しかったです。

萌えてる場合でね
萩さん

 

かつ丼は美味しく出来たでしょうか?

うめがった!
萩さん

 

ラ・ストラーダは毎回邦人の委嘱作品を初演しています。

今年はなんと3名の作曲家の作品を初演しました。

コンサートの模様を様子をリポート致します。

T.アルビノーニ/協奏曲 ヘ長調

オープニングはプログラム中唯一のバロック音楽、T.アルビノーニの協奏曲です。

原曲はオーボエ協奏曲だと思います(多分)。

オープニングにふさわしい、明るく華やかな曲です。

 

こちらは立川リコーダーアンサンブルさんの演奏です。

 

編成はAAABで、協奏曲と言っても激烈に難しくはありません。

中級レベルの方でしたら問題なく演奏出来るでしょう。

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J.Chr バッハ/ブレーザーシンフォーニー

続いてはJ.S バッハの11男(!)、末息子のヨハン・クリスチャン・バッハの曲です。

音楽のスタイルとしては古典派になります。

 

「ブレーザー(bläser)」というのはドイツ語で"管楽器”という意味です。

英語だと「wind」ですね。

 

こちらも明るく華やかな曲です。

たまにこの時代の曲を演奏すると新鮮で楽しいです。

 

リコーダーの編成はSATTBの五声ですが、4人で演奏したのでリエカワは基本テナー1を吹きつつ時々テナー2に移動していました。

レベル的には初中級~でしょうか。

速い楽章は原曲にこだわらず、少しテンポを落として演奏してもいいと思います。

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西部哲哉さんの作品

ここからは邦人の作曲家の演奏になります。

まず一人目は西部哲哉さんの作品です。

向かって左から二番目が西部さん

 

西部さんの後ろ姿。

 

萩さんの後ろ姿。

おらのうしろすがだうづぐしいべ
萩さん

 

本番前のリハーサルの時にいらした西部さん。リハ終了後開口一番

「ブログ見てるよ」

と一言。

 

ありがとうございますぅ〜。

 

西部さんの曲をラ・ストラーダで演奏するのは二回目です。

一回目はヤマハ銀座店のコンサートサロンで2016年に演奏しました。

その時の曲が難しくて四苦八苦したリエカワ。

リズムがうまく取れず、泣きながら練習した記憶があります。

ばしこくでねぇ
萩さん

 

パパリンさんの演奏です。

 

チャレンジ精神のあるグループの方は是非トライしてみて下さい!


 

今回は西部さんの作品を二曲演奏しました。

お陰様で泣く事も鼻水を垂らす事もなく、楽しく演奏出来ましたよ。

いがった
萩さん

四季

愛好家の間でも人気のある曲です。

 

笛集団はとへさんの演奏です。

バスパートにコントラバスを重ねているので深みが出ていますね。

 

こうして聴いてみると日本的で情緒のある本当に良い曲ですね。

お客様からも評判が高かったです。

 

コンサートに来て下さったツヤ子さんからの感想文をご紹介します。

ツヤ子さんはたまにブログにも登場する84歳(2019年11月現在)のとてもチャーミングな女性です。

ツヤ子さんの登場するブログ↓

木製リコーダーを選ぶ際の5つのポイント

続きを見る

 

因みにリエカワの生徒さんの最高齢は92歳(2019年11月現在。12月には93歳に!)の男性です。

見た目も中身も驚異的に若いです。

 

リエカワとの連絡はライン、インスタグラムも自力でアカウントを取り、フォローしてくれました。

(おじいちゃん曰く「何がそんなに難しいの?]との事)

 

あ、ツヤ子さんの感想文の紹介でしたね。

はやぐしぇ
萩さん

 

 

「老眼鏡を忘れたのでミミズが這いつくばったような字になってしまいました。」との事。

ツヤ子さん、有難うございました!

 

初中級のアンサンブルにとってもお勧めです。

是非とも演奏してみて下さい。

 3つのオード(初演)

  1. ミーティア Meteor
  2. エピタフ    Epitaph
  3. ポラリス    Polaris

 

2曲目のエピタフ(墓碑銘)はパンリコーダーオーケストラのメンバーの追悼として書かれた曲だそうです。

パンリコの方々がたくさんいらして前の方の席に座っているのが見えました。

演奏後にはメンバーから西部さんに花束が渡され、会場は感動的な雰囲気に包まれました。

亡くなられたメンバーの方もきっと喜んでいると思います。

 

1、3曲目はタイトルに星の名前が付けられています。

ミーティア(流星)はゆったりとした美しい旋律の曲、ポラリス(北極星)はマーチ風の快活な曲です。

 

お客様と奏者が同じ気持ちを共有しあったような素晴らしい時間となりました。

岩村雄太さんの作品

岩村雄太さんは吹奏楽やリコーダーアンサンブルの作品をたくさん作っています。

 

もっと詳しく

 

岩村さんの作品は何度か演奏していますが、中でも印象に残っているのはウィスキーの種類をタイトルにした「スコッチ組曲」です。

 

こちらはりおひめの演奏です(スコッチ組曲は7分40秒辺りからです)。

 

この時の演奏の模様はこちらのブログをどうぞ。

リコーダー!リコーダー!!リコーダー!!!~後編∼

続きを見る

 

中級のアンサンブルにお勧めです。

素敵な曲なので是非演奏して頂きたいです。

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岩村さんの作品も二曲演奏しました。

まずは何度か演奏しているこちらの作品です。

わたしとあそんで

岩村さんは本とコラボレーションした作品を何曲か作っています。

 

わたしとあそんで」はアメリカ人の作家マリー・ホール・エッツさんの絵本です。

 

主人公の女の子が「遊んで!遊んで!」と突進していくと誰も遊んでくれないけど、ゆっくりじっと待っていると周りに溶け込んで動物たちと遊べるという内容です。

楽譜には「9~10ページ」という風に本のページ数が表記されているため、「ここはこの場面なんだな」という事が分かります。

とても可愛らしい曲で本の内容を知らなくても十分楽しめます。

 

 

レベルは中級でしょうか。

技術的にはそれほど難しくはありませんがテンポや調整がこまめに変わります。

そこについていければ初中級の方でも大丈夫かも。

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七夕伝説(初演)

西部さんの初演の曲と同じく、星をイメージして作られた曲です。

  1. 七夕の夜
  2. 星々のフーガ
  3. 天の川

 

リエカワは普段はテナー担当ですが、今回岩村さんの作品でバスデビューをしました。

 

本当は他の曲でもバスを吹くつもりでしたが、OPAみの(吉澤先生の事を普段はこう呼んでいます)に

「りえちゃんにバスは似合わない

と言われたため、岩村さんの曲だけ吹くことになりました。

 

肝心の曲のほうですが、最低音のファがたくさん出てくる為音をしっかり出すというミッションに囚われ過ぎ、どんな曲だったのかあまり覚えておらず…。

 

何となくゆったりとした曲だったような気がします。

てぎどうなごど言うな
萩さん

斎藤恒芳/ヴィクトリア朝の3つの歌(初演)

La Stradaではすっかりお馴染みの斎藤恒芳さん。

リエカワと浅井愛ちゃんは陰で「アニキ」と呼んでいます。

いつもお洒落なアニキ(向かって右側)

 

アニ…斎藤さんはいつもメンバーに会うたびにちょっとした小物をプレゼントしてくれます。

今回も素敵な物を頂きましたよ。

 

斎藤さん「ウサギとカモどっちがいい?」

リエカワ「え?カ、カモ!」

 

付箋が泣かせるぜ!

 

中には素敵なピンバッジが。

 

斎藤さんはシカのピンバッジをネクタイに付けていました。

ありがとうございました!

 

初演となる「ヴィクトリア朝の3つの歌」。

ヴィクトリア朝はイギリスのヴィクトリア女王が統治していた時代(1837~1901年)です。

  1. ガス燈
  2. 憐れ、花冠の処女
  3. ジャック・ザ・リッパー

 

イメージに合うイギリスの詩を探していたけれど、見つからなかったので自分で書き、それを元に作曲したとのことでした。

詩も書いてしまうなんてすごい才能ですよね!

 

「ガス燈」の舞台は黄昏のテムズの川岸。

妖しいムードの漂う曲です。

 

「憐れ、花冠の処女」は可憐で哀愁を帯びた美しい曲です。

 

「ジャック・ザ・リッパー」はあの有名な切り裂きジャックの事ですよね。

不安感をあおるような曲調で、個人的にはこの曲が一番好きです。

 

斎藤さんの曲は一言で言えばとても洒落ています。

ご本人もとってもお洒落でセンスのいい方ですしね。

お洒落過ぎる故、リコーダーでは吹きづらい場合もありますが(笑)これからも作品を楽しみにしています。

 

斎藤さんの作品を紹介したブログです。

宜しければご覧になって下さい。

リコーダー4重奏お勧め楽譜~イケてる邦人作曲家編~

続きを見る

アンコール

アンコールは斎藤さんの曲を二曲演奏しました。

 

一曲目は「火曜日の朝に」です。

斎藤さんはご自身もリコーダー愛好家です。

これは斎藤さんが以前アンサンブル・マルディというグループに在籍していた時に作った曲です。

 

小鳥コーダーアンサンブルさんの演奏です。

爽やかでお天気のいい朝を思い起させる素敵な曲ですよね。

斎藤さんの曲は中級レベルのものが多いですが、この曲は初中級の方でも吹けると思います。

 

「火曜日の朝に」はこちらの曲集に収められています。

 

この曲集についてブログで詳しく紹介しています。

リコーダー4重奏お勧め楽譜~ポピュラー編~

続きを見る

 

二曲目は「雨上がりは土曜日」です。

この曲はOPAみのが教えているリコーダーアンサンブルの土曜クラスのグループの為に作られた曲だと聞きました。

多分初演だと思います。

こちらも演奏は比較的易しく、とてもきれいなメロディの曲です。

いつか出版されるといいですね。

終演後

終演後YAMAHAリコーダーオーケストラ横浜のM子さんをとっ捕まえ、インスタグラ厶用の写真を撮影してもらいました。

 

「M子さん、撮影するのにこの白い壁ちょうどいいんじゃない?それより見てよ、このワッフルパーマ風のセット可愛いいでしょ?あ、ちょっと待って!2ブロックにしたところが見えるよう髪をかきあげるから。」

 

 

か~わ~い~い~

はい、はい
萩さん

 

M子さん、ありがとうございました!

 

リエカワのインスタグラムを見る

 

La Stradaの公演は毎年文化の日に行われます。

会場は座席数が少なく、すぐにチケットが売り切れてしまうので早めの予約をオススメします。

 

最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

 

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おまけ

【リエカワ 美味い物通信Vol.1】

 

リエカワの好物ベスト3に入る餃子のタレに最高なラー油です。

ラー油の中には鶏の軟骨、香りの強い葉っぱのような物、得体の知れない物等がたくさん入っていて、それらの物が瓶の三分の一位を占めています。

そのお陰で何とも言えない複雑な味と香りになっています。

これを使ったらもう普通のラー油には戻れません。

中華街の中国食品屋ならどこでも売っていますし、ネットで買うより安いです。

是非お試しあれ!

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河村理恵子

小学5年生よりリコーダーを始める。 桐朋学園大学音楽学部古楽器科卒業。 同大学研究科修了。 リコーダーを肥塚賀津子、島田暁子、山岡重治、花岡和生の各氏に師事。 NHK教育テレビ「うたえリコーダー」 「趣味悠々」等に出演。 CD「トッカータとフーガニ短調」(アントレ古楽コレクションズ)に参加。 教育出版社「音楽のおくりもの(小学3年生)」に掲載。 吉澤実主宰「La Strada」メンバー。 大人のためのリコーダー教室「Kamakura婦人」主宰。 よみうりカルチャー恵比寿、和田町音楽院、上星川音楽院、弘明寺音楽院、東京リコーダー協会講師。 神奈川県鎌倉市在住

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