初めまして!
リエカワことリコーダー奏者の河村理恵子と申します。
ブログを訪問して下さって有難うございます。
このブログの登場人物
リエカワ
神奈川県鎌倉市在住の「端っこ系」リコーダー奏者。
焼き鳥で好きなメニューはレバーたれと鳥皮たれ、やげん軟骨。
萩さん
ツンデレ系女子の秋田犬。
近所に新しく出来た綺麗な動物病院をカフェと勘違いし、待合室でずっとしっぽを振っていた。
U原氏
樹脂製リコーダーコレクター、RK Recorder All Stars代表にして焼き菓子インスタグラマーの顔を持つ。
ハ長調とヘ長調の曲しか吹けない。
前回の続き。
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必見!人はなぜリコーダーアンサンブルをするのか
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同じメンバーでアンサンブルをしていても、誰がどのパートを吹くかによって全体の響きや印象って変化しますよね?
『第5回 古楽器入門講座』締めくくりのテーマは「各パートに適した性格」です。
ここでは最も一般的な編成であるソプラノ、アルト、テナー、バスのアンサンブルを想定して書かれています。
抱腹絶倒の素晴らしい文章をどうぞご覧ください!
(※引用に関しては、特に重要と思われる部分は太字にした。)
ソプラノ
なりよりもまず明るくなければならない。
ただし、聡明である必要は全くない。楽天的で調子に乗りやすく、あまり気を使わない人物がこのパートにふさわしい。(要するに「アホ」である。)
だからといって、 下品な人間にこのパートをまかせると、アンサンブル全体の品位にかかわるので注意してほしい。
「下品な人間にこのパートをまかせると、アンサンブル全体の品位にかかわるので注意してほしい。」
ソプラノって大概グループの中でもテクニックのある人が吹くと思うんだけど、どんなに指が回っても癖のある演奏だったり、ソロっぽい吹き方だったり、「皆を引っ張っていかねば!」という意識が出すぎちゃって他のパートの音と溶け合わず、浮いちゃったりする場合ってありますよね~。
個人的には、度胸があり、音に癖がなく、冷静且つ柔軟で、客観的に自分や周りの演奏を聞くことの出来る人がいいなと思いますわ。
アルト
各パートを何となく決定すると、 たいていずぼらな人間がアルトを吹くことになる。
いわゆる「居座り型アルト」である。こういうアルト奏者に対してテナーをやれと言うと「手が疲れるからイヤだ」と答える。
バスを吹かせようとすると「へ音記号はキライだ」とごねる。
では、ソプラノはと訊ねると「目立つのはゴメンだ」と贅沢なことを言う。こういう人物をのさばらせてはならない。
理想的なアルト奏者というのは、ちゃんと自分の意見をもっていて、しかも、人のはなしをきくのが上手で、人をのせるのが好きな人である。
神文章
アルトリコーダーと言えば、なんと言ってもリコーダーの花形ですわ。
ソプラノの代わりにトップを吹く事もあるし、息の量や手の大きさ的にも吹き易いですよね。
普段他のパートを担当している人でも、内心はアルトを吹きたいと思っている可能性は大いにあります。
このブログを読んで「ヤバい!居座り型アルトって私(俺)のことかも。」と思ったそこのあなた!
もしあなたがリコーダーを始めて5年以上経過しているのであれば、他のパートもチャレンジしてみましょう。
テナー
アンサンブルの影のカナメであるが、それを他の声部にさとられてはならない。
技術と知性が要求されるのだ。バス奏者をうまくおだてて、バスが全体を引っ張 っているような気にさせることも大切な役目である。
また、つまらない旋律が割り当てられることが多いから、それに意味を見出せる音楽性も必要になってくる。
ふむ、つまり中間管理職のような能力が必要とされるという事でしょうか。
周囲の人間に気を配れるような人が向いているようです。
優れた音楽性も持ち合わせているので、メンバーの色々な相談事にものってもらえそうですね。
バス
全体を引っ張ってゆく声部なので、面倒見のよい責任感の強い人物がふさわしい。
ひねくれた人間はこのパートを吹いてはならない。
また、バスリコーダーは音の立ち上がりが遅くなる傾向があるので、少し短気な人がやったほうがリズムが揃いやすい。
目から鱗
バスリコーダーを吹いている人って、体がしっかりしていて、どちらかというとおおらかな感じの人が多い印象があります。
でもリズムの事を考えると短気な人の方がいいのですね。
大変勉強になりました!
おまけ
毎回、はなしはあらぬ方向を駆けめぐるばかりで、リコーダーの具体的な奏法などはいっこうに始まりそうもない。
とうとう業を煮やした編集部が「おまえに入門講座を書かせるとちっとも埒があかぬ。 他のコーナーに移ってもらおーか。」と宣告してきた。当初は200回ぐらいの連載を想定していたから、もちろん書くことはまだいくらでもあるのだが、実は、はやくもそろそろ退屈してきたところだったので、渡りに船と、このお達しに従うことにした。
というわけで、まったく唐突ではあるが、今回で僕のリコーダーの入門講座はおしまいなのである。
読者は「入門」してまだ日も浅いのにもう卒業できるのである。
めでたいと言えば実にめでたいことではないか。
200回の予定が5回ですか(泣)。
でも、こんなに素晴らしいユーモアとセンスのある文章は、特に古楽の世界では他の追従を許さないですよ。
先輩の同業者が、この記事をコピーして保管している、と言っていました。
最後に、記事をブログに掲載する事を快く了承して下さった神谷先生に感謝申し上げます。
神谷徹オフィシャルホームページ STRAW MUSIC http://straw-music.jp/index.html
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
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