初めまして!
リエカワことリコーダー奏者の河村理恵子と申します。
ブログを訪問して下さって有難うございます。
このブログの登場人物
リエカワ
神奈川県鎌倉市在住の「端っこ系」リコーダー奏者。
最近酷い首コリに悩まされている。
萩さん
ツンデレ系女子の秋田犬。
最近足腰がめっきり弱くなった。
執事さん
会計、録音、写真撮影等様々な業務をテキパキとこなす自称「AI執事」。
先日のKamakura婦人でのレッスンでの事。
生徒さん「ヴァイオリンの先生に"修辞学を勉強するといいわよ"と言われたんです。」
リエカワ「修辞学って何?」
生徒さん「分かんない。」
分からんのかい!
早速スマホでググったリエカワ。
修辞学(しゅうじがく、希: ρητορική, rhētorikē、羅: rhetorica、英: rhetoric)は、弁論・演説・説得の技術に関する学問分野。弁論術、雄弁術、説得術、レートリケー、レトリックともいう。
~Wikipediaより~
つまり、弁論の場で聞き手を説得するための技術の研究という事らしい。
よくアメリカの犯罪ドラマを見てると、弁護士と検事が裁判官や陪審員を味方に付けるためにあの手この手を駆使して話してるけど、あんな感じなのか?
修辞学は古代ギリシアにまでさかのぼり、ルネサンス時代の頃からは音楽にも取り入れられるようになって、当時のほとんどすべての作曲家と演奏家は修辞学を学んでいたんだと。
修辞学においては、聞き手を説得するために効果的なものの例えや言い回しが、 フィグーラ(文の彩)という形でまとめられているが、作曲家たちは これにならって音楽的な修辞フィグーラを用い始めたのである。
音楽におけるフィグーラというのは、音楽の表現する内容を聴き手に伝える ために用いる特別な音の使い方や音型のことを指す。フィグーラを音楽に用いる傾向は1550~1850年の間には最も強くなり、この時代の音楽はほとんどすべて修辞学の影響を受けていると言っても過言ではない。
~修辞学(レトリック)と音楽(M.A.B. Soloists)より~
特にバロック時代には色んな意味や感情を表現するのに決まった音型を使うことが行われていたようです。
ざざっと流し読みをすると、とても興味深い内容です。
バロックを演奏しているのなら、ちゃんと勉強するといいんだろうなぁ。
では音楽的な修辞フィグーラは具体的にどんなものかと言いますと…
- Anabasis(アナバシス)
上昇音型。
外向性、強さ、集中、上昇、肯定、明るさ、希望 etc. を表す。 - Catabasis(カタバシス)下降音型。
内向性、弱さ、下降、否定、死、絶望 etc. を表す。 - Cyclosis(キクロシス)
同音の持続。
平板、不動、平和、永遠、静止、静寂 etc. を表す。 - Hypotyposis(ヒポティポシス)
音型を用いた意味の表現。
言葉や詩的なイメージを音型で表し、音響の絵画性を強調する。 - Parrhesia(パルヘジア)
表現豊かな不協和音。
特に異なる声部間に現われる三全音を指す。 - Noema(ノエマ)
対位法の中のホモフォニー部分。
通常は協和音で構成され、歌詞を強調するために用いられる。 - Passus duriusclulus(パッスス・デュリュースクルス)
短2度の上行または下行。
苦難、悲しみを表す。 - Saltus duriusclulus(サルテュス・デュリュースクルス)
不協和音程による3度以上の跳躍。
苦難、悲しみを表す。 - Suspiratio(ススピラツィオ)
休止によって旋律が分断されること。
奇音によって作られる不協和音。
驚き、ため息、恐れ、とまどい等を表す。 - Suspensio(サスペンシオ)
2度や7度でぶつかり合う音程。
緊張に満ちた瞬間を表す。
~音楽における代表的なフィグーラ(M.A.B. Soloists)より~
思考停止…
さらにネットで調べていると、以下の文章を見つけました。
「うみ」「春がきた」とか文部省唱歌を事例にとっているからこれなら分かり易いかも。
如何でしたか?
多分ちゃんと読めば分かると思います。
でも、耳慣れない言葉と難しい文章を読む集中力も忍耐力も持ち合わせていないリエカワをお許しください。
楽譜を写メしたら、「ここがアナバシス、パルヘジア」とか解説が出てくるアプリがいつか開発されたらと思います。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました(^^♪
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