初めまして!
リエカワことリコーダー奏者の河村理恵子と申します。
ブログを訪問して下さって有難うございます。
このブログの登場人物
リエカワ
神奈川県鎌倉市在住の「端っこ系」リコーダー奏者。UKロックと赤ワインを心の底から愛している。
萩さん
ツンデレ系女子の秋田犬。朝晩2度の飯より散歩が好き。
高い音を出す時は、左の親指で穴に僅かな隙間を作りますよね。
高い音を出す為に、親指の穴の隙間を開けたり塞いだりする行為をサミング(Thumbing)と言います。
サミングの「サム」は「親指」という意味です。
この穴はサムホールと呼びます。
今回はサミングのやり方を説明致します。
リコーダーの構え方
まずリコーダーの構え方を覚えましょう。
手首を内側に曲げる
楽器を構える時に以下の事をチェックしてみて下さい。
- 手首が内側に曲がっているか
- 手首が外側に曲がっているか
内側に曲がっている方はそのままで結構です。
外側に曲がっている方は
手首を内側に入れてみて下さい。
手首を内側に曲げると、以下のようなメリットがあります。
- 親指をスムーズに速く動かせる
- 指の力が抜ける
- 高音が安定して出し易くなる
手首を外側に曲げると、以下のような現象が起こります。
- サミングをする時に手首と腕が動く
- 指に力が入り易くなる
- 高音が安定して出しにくくなる
- 左の薬指に隙間が出来易くなる
指先を斜め下に向ける
手首を内側に曲げる事と関連していますが、このように指先を斜め下に向けて下さい。
生徒さんには「お化けの手」と教えています。
手首を外側に曲げていると指先を斜め下にする事は出来ません。
恐らくこのような感じになってしまうと思います。
この構え方ですと以下のような現象が起こります。
- サミングをする時に手首と腕が動く
- 指に力が入り易くなる
- 高音が安定して出しにくくなる
見ためもあまり美しくないですよね。
脇は自然に構える
脇を広げ過ぎたり
締めすぎたりする必要はありません。
自然に構えて下さい。
鶏の卵一個分位開ければいいと思います。
因みにリエカワは黄身は半熟が好きです。
親指の第一関節から先のみを動かす
サミングをする時は、親指の 第一関節から上のみ を動かします。
手首や腕を一緒に動かさないようにしましょう。
手首や腕が動くと
- 親指を速く動かすスピードに限界が出てくる
- 指に力が入り易くなる
- 高音が安定して出しにくくなる
上記のような事が起きるので気を付けて下さい。
セロテープを剥がす
セロテープを剥がす? なんのこっちゃ??
って思いますよね。 想像してみて下さい。
「親指を使ってセロテープを剥がして下さい」
と言われたらどうしますか?
爪の先でセロテープの縁をカリカリしますよね。
まさに、この動きこそがサミングなのです。
- 爪の先を使って
- 親指の第一関節を曲げたり伸ばしたりしながら
- サムホールの縁をカリカリする
これが、リエカワがおすすめするサミングです。
サムホールに隙間を開けるときは爪の先を穴に立てるようにして0.5ミリ程開けます。
宜しければ以下の記事も参考にして下さい。
-
リコーダーの高い音をきれいに出すための5つのコツ
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サムホールを閉じる時は、人差し指寄りの指の先端を使います。
横から見るとこんな感じです。 親指の腹と楽器の間に隙間が出来ているのが分かりますか?
指の腹は楽器にくっ付けないようにしましょう。 サミングが激しくなってしまいます。
まとめ
- 左手首を内側に曲げ、指先を斜め下に向ける
- 親指の第一関節から先のみを動かす
- セロテープを親指の爪を使って剥がすようなイメージを持つ
以上の事を実践して、スムーズなサミングが出来るよう練習をしてみて下さいね。
最後まで読んで頂いて有難うございました。
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秋田犬にリコーダーを教えてみた~サミング・高い音の出し方編~
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